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運動会を嫌がる年少の子に、どう声をかける?「遅いから嫌」と話した三男とのやり取り

🔄 2026-10-02

こんにちは、なごいかなです。
保育士歴10年以上、3兄弟ママです。

 

保育の仕事では、運動会の練習と本番で、子どもたちが違う姿を見せる場面に接してきました。

 

練習では張り切って参加していたのに、本番では泣いてしまう。
反対に、練習にはあまり参加しなかったのに、当日は楽しそうにかけっこをしている。

 

わが家の三男の場合は、後者でした。
年少の運動会の練習中、三男からよく出ていたのはこんな言葉。
「ぼく、かけっこ遅いから…走るのいやだなー…」
「どうせぼく、踊るの下手だもん……」
『遅いから』『下手だから』という言葉が続いていました。

 

そんなとき私がしていたのは、まず本人の気持ちを受け止めること。
そのあとに、「ママは見たいな」と、自分の気持ちを伝えることでした。

 

「かけっこ遅いから……」に、どう返す?

 

三男は、同年代の子と比べて、不器用なところがあると私は感じていました。
本人もそのうち気にするようになるかもしれないな。そんなふうに思っていました。

 

だから、運動会についてネガティブな言葉が出はじめたときは
「やっぱり出てきたかぁ」
と思ったというのが、正直な気持ちでした。

 

園の先生からも、練習にあまり参加したがらないと聞いていました。
本人なりに、周りと比べて気になっていることがあるのだろうと思います。

 

そこで、ネガティブワードが出てきたときは、まず三男の思いを否定しないように努めました。

 

「かけっこが遅い」と言われても、
「遅いもんねー。でも走らなきゃダメだよ」とは言わない。
「そっかー。遅いって思われたら悔しくなっちゃうよね」。

 

「踊るのが下手だから」と言われたら、
「ダンス苦手だな〜って思ってるんだね」。

 

そんなふうに返していました。
正直なところ、ネガティブを受け入れることで、さらにネガティブになってしまわないかと少し心配でした。
ところが、三男。
「うん、そうなんだよー。だからね、(運動会)どうしよっかなって」

 

と話し続けるではありませんか。
明らかに前向きな発言というわけではありませんが、私には、少しほっとした口調に聞こえました。

 

そうか、すぐに励ます前に、もう少し聞いてみたらよかったんだ。
「出たくない」のあとにも、三男の話は続いていました。

 

それに気づいて、まずは、「聞こう」と思ったのです。

 

「ママ、ぼくのダンス見たいの?」

 

気持ちを受け止めたあとに、私の思いも伝えていました。

 

「ママは、三男の走っているところが見たいな」
「ママは、三男がダンスしてるとこ、見たいな」

 

「速く走ろうね」「ちゃんと踊ってね」という言葉掛けではなく、私はこう思っているよ、という伝え方です。
すると、三男からこんな質問が。

 

「ママ、ぼくのダンス見たいの?」
「うん、すっごく見たい!」

 

そのまま私の本音を返しました。
「運動会が終わったら、好きなものを食べよう」
そんなお楽しみも用意して、本番へ向けて気持ちを盛り上げていきました。

 

「ぼく、おすし食べたい!」
しっかり希望も出てました(笑)。

 

私の声かけや、お楽しみの約束だけで気持ちが変わったのかは分かりません。
もしかすると、園で先生やともだちも何かしら働きかけをしてくれたのかもしれません。
そんなやり取りを続けていると、最初は多かったネガティブワードが、運動会が近づくにつれて減っていました。

 

やりきってほしい。でも、できなくても責めない

 

走るはやさや、ダンスの上手さを気にしていた三男。
私は、自分なりにやってみてほしいと思っていました。
最後まで取り組むことも大切にしてほしい。
そんな思いを伝えていました。

 

でも、当日どうしても参加できなかったら?
そのときは、「まぁ、そんな年もあるよね」と受け止めようと思っていました。

 

非難も、否定もしません。
ただ「今」の姿を見守りたかったんです。

 

三男の頃にそう思えたのは、長男と次男の子育てを経験して、私自身の許容範囲が広がっていたからだと思います。
保育の仕事で、いろいろな子どもの姿を見てきたことも大きかったです。

 

最初から、こんなふうに考えられていたわけではありません。
私も、経験を積み重ねてきたのだと思います。

 

当日は、聞いていた話と違ってびっくり!

 

そうして迎えた運動会当日。

 

三男は、一生懸命リレーを走っていました。
ダンスも、照れ笑いしながら踊っていました。

 

あれ?
聞いていた話と違う!

 

練習にはあまり参加したがらないと聞いていたので、びっくりしました。

 

運動会の閉会式では、全員にメダルが渡されます。
三男もメダルをもらって、にっこり。
誇らしげな笑顔を見せてくれました。

 

運動会が終わると、
「ママ、見てた?」
と嬉しそうに聞いてきました。

 

かけっこで力いっぱい走ったこと。
恥ずかしかったけれど、頑張って踊ったこと。
先生から「がんばったね」と、メダルをもらったこと。

 

達成感にあふれた笑顔で、話してくれました。

 

「ちゃんと見てたよ。すごくかっこよかったよ」
そう返しながら、一つ成長したなぁと感じました。

 

当日、参加できない姿も見てきました

 

わが家では笑顔で参加できた運動会でしたが、保育の現場では、練習に意欲的だった子が、当日は保護者から離れられず泣いてしまうこともあります。
ここからは、特定の園児の話ではなく、複数の場面で共通して意識していたことです。

 

そんなときは、手を握ったり、背中に手を添えたり、抱っこしたり。
年齢やその子の様子に合わせて、そばにいるようにしていました。

 

手をつないだり、抱っこしたりして、一緒に参加することもあります。
それでも難しいときは、少し離れた場所で、一緒にほかの子たちの演技を見学していました。

 

参加したら、最後まで続けなくてはいけない。
そんなふうには考えていません。
保護者の希望を聞きながら、その場の子どもの表情や泣き方を見て、参加するか、見学するかを考えていました。

 

当日だけでなく、運動会が近づいてきたら、流れを伝えることも意識していました。
「ママやパパと園に来るけど、みんなは先生のところに集まってね」
「運動会のあとは、ママやパパと帰ろうね」
誰と来て、どこに集まり、終わったらどうするのか。
家庭で話すときも、園からのお知らせに合わせて伝えてもらえると、当日の流れが分かりやすいと思います。

 

園の体制によってできることは違いますが、私が経験してきた関わり方です。

 

「見たいな」と伝えることと、その姿を受け止めること

 

子どもが運動会を嫌がっていると、どこまで励ましていいのか迷いますよね。
私も、三男が運動会当日どうなるかは分かりませんでした。

 

「遅いから」「下手だし」という思いを聞く。
そして、「ママはすっごく見たいな」と気持ちを伝える。
わが家では、そんなやり取りをしていました。

 

「見たいな」という言葉がプレッシャーになっていそうなら、励まし続けるより、何が気になっているかをもう少し聞いてみる。
これからも、親の気持ちを伝えつつ、子どもの反応を見ながら関わっていこうと思います。

 

運動会でしっかり走れたり、泣いてしまったり、先生と一緒に見ていたり。
参加の方法は違ってきます。

 

三男は、運動会のあとに「ママ、見てた?」とちょっぴりお兄さんの顔で聞いてくれました。
「ちゃんと見てたよ」
頑張ったことを嬉しそうに話す三男に、そう声を掛けた運動会でした。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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