【連絡帳、何を書けばいい?】先生はここを読んでいます
こんにちは、なごいかなです。
保育士歴10年以上、3兄弟ママです。
保育園の連絡帳。
あの、ちょっとした空白の欄。
体温を書いて、朝ごはんを書いて、あとは…。
手と頭、止まりませんか?
「今日は特に書くことないなぁ…ていうか何か面白いことあったっけ」
「空欄にしておくのも…とりあえず、"今日も元気です"っと。」
「他の人は連絡帳にどんなこと書いてるんだろう?」
保育園の用意をしなきゃいけないのに。あとは連絡帳を終わらせるだけなのに。連絡帳って何を書いたらいいの…。
そんなこと、ありませんか。
私はありました。
まだ保育士になる前のこと。
第一子が入園して、書く側だった頃。あの頃は毎日連絡帳が憂鬱でした。
でも、先生からの連絡帳は別。これをよむのは、仕事が終わってお迎えして、ドタバタと帰宅したあとの小さなお楽しみでした。
うちの子、今日はどんなふうに過ごしたんだろう?
あぁ、こんなやり取りがあったのね。
そっかー、園で失敗して泣いちゃったんだ…
離れている僅かな間の子供の様子がわかる。親からは気付かない成長に気付かせてくれる。
先生からの連絡帳は毎日の楽しみでした。
でも、帰宅したあとは怒涛のように時間が過ぎていきます。
夕食作り、夜ご飯を食べてそのあと片付け、入浴、洗濯、明日の用意。
私は前日に連絡帳を書くようにしていましたが、連絡帳にまでたどり着く頃にはへとへと。とても頭は回りません。
で、明日の朝に書けばいいやーと先送り。
そして朝になったら起床、お弁当作り、朝食準備、とドタバタしてあっという間に出発の時間。連絡帳にまで手が回りません。
だから、当時の連絡帳を見ると、とても丁寧に子供の様子が書かれている先生の連絡帳に対して、
「楽しそうで良かったです。今日も元気です」
一言だけの私の返答。
当時がいっぱいいっぱいだったことがひしひしと伝わってきます。
保育士として連絡帳を「読む側」に回って、同じような文面の連絡帳を見る度に「あぁ、目まぐるしいんだろうなぁ」と思います。
逆に丁寧に書かれている連絡帳を見る度に「しっかり子どもと向き合っているんだな。すごいなぁ」と当時の自分と比べてしまいます。あの頃、もっとよく子どもを見ていればよかったなと反省の気持ちすら浮かびます。
前置きが長くなりました。
そんな思いの詰まった連絡帳。
お家での子供の様子を「書く側」から「読む側」になって気づいたことがあります。
先生って、連絡帳の欄をこう読んでいるんです。
先生は「短い一文」から、こんなことを読み取っています
まず、いちばん伝えたいこと。
連絡帳は、上手な文章じゃなくて大丈夫です。
長く書く必要も、まったくありません。
保育の現場で連絡帳を開くとき、先生が知りたいのは、たったこれだけ。
・昨日の夜から今朝にかけて、いつもと違うことはなかったか
・(お休み明けだと)お休みの間に変わったことはなかったか
・今日の体調で、気にかけておくことはあるか
・おうちでの様子(機嫌・睡眠・食欲)はどうか
たとえば
「昨夜、寝るのが遅くて今朝は少し眠そうです」
「お休みはお出かけしました。帰宅したらすぐに寝ちゃいました」
こんな一文があったら、先生は「じゃあ午前中の活動は少しゆったりめにしようかな」「お昼寝、いつもより早めに促してみよう」
たとえば「今朝はとっても早く起きました」
とあれば、「今日は早くお腹がすくかも知れないから、給食のときに一番先に声をかけようかな」。
連絡帳から読み取って、その子の一日を組み立て直します。
たった一行が、その日の活動を快適にする情報になる。
連絡帳にはその子の体調やリズムのヒントが詰まっている。
これが、「読む側」の人になって心から実感したことです。
「特に書くことがない日」に書けること
とはいえ、毎日連絡帳のネタになるようなことが起きるわけじゃありません。
「本当に、今日は書くことがない」という日、ありますよね。
そんな日は、無理にイベントを探さなくて大丈夫です。
代わりに、こんな一文で十分伝わります。
・「昨日は元気に過ごしました。変わりありません」
・「朝ごはんをおかわりするほど食欲があります」
・「週末はおじいちゃんの家に行って、楽しかったようです」
「変わりありません」は、手抜きの言葉じゃありません。
「昨日から今日まで、この子は元気です」という、立派なバトンです。
先生は「今日も安心して過ごせるな」と受け取ります。
もうひとつ、おすすめの書き方があります。
それは、おうちで子どもが言った言葉を、そのまま書くこと。
私の子どもたちは、小さい頃に「逆さ言葉」が続いた時期がありました。
エレベーターを「えべれーた」
トウモロコシ を「トウモコロシ」
実際は逆さ言葉というよりも「音位転換」といわれる言い間違いなんですが、これがもう、可愛くて。
ある日「がんばる!」といいたかったことを「ばんがる!」と言っていたのでそれを書きました。
その日の連絡帳には「ばんがる、可愛いですね。園でも「ばんがる!」と沢山ばんがってくれました!」。
子どもの何気ないひとことをきっかけに、先生との距離が近くなったように感じました😊
・うまくまとめなくていい。
・「」で、聞こえたまま書く。
ありのままがいちばん、あたたかく伝わります。
心配ごとは、遠慮せず書いていい
もうひとつだけ。
「こんな小さなこと、書いたら迷惑かな」
そう思って、飲み込んでいる心配ごとはありませんか。
・鼻水が出はじめた
・昨日から食欲が少し落ちている
・お友だちとのことで、家で気にしている様子がある
こういうことこそ、書いてほしいと思います。
先生は、おうちの人からの「気になる」を、決して面倒だとは思っていません。
むしろ、早めに教えてもらえるほど、園で丁寧に見ることができます。
ぜひ遠慮せず書いてください。
連絡帳は、先生とおうちの人が、その子を真ん中に置いた、いわば架け橋。
一度に全部を書ききらなくてもかまいません。
毎日、少しずつ言葉を交わすうちに、コミュニケーションが取れるようになって信頼が積み重なっていきます。
うまく書こうとしなくて、大丈夫
連絡帳、細かく書いて伝えなきゃ、と気負わなくて大丈夫です。
先生が見ているのは、連絡帳を通じて見るお子さんの様子です。
体温、朝ごはん、あとは一言。
「よく寝ました」でも、「変わりありません」でも。
その一行が、「今日もこの子は元気です」とちゃんと先生に届いています。
次に連絡帳を書こうとして、ペンが止まったら。
どうか、肩の力を抜いてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。